おばちゃんへ
日記のつもりで書く
おばちゃんが亡くなり数日が過ぎて今日初めて会いに行けた。納棺式で初めて涙が出たよ
泣くっていうのは難しい。
ひとつずつの作業は儀式だね。おばちゃんまたね、と言いたかったけれど声が出なかった。
「おばちゃん」って小さく行ったけど、言ったけれどわかんなかったかな?わかったよね。おばちゃんにはわかったよね。
不思議ね、寂しいけど、まだ良くわかりません
愛されてるな、おばちゃんは色んな人から。
おばちゃんが居なくなってしまった事もそうだけど、それで悲しんでいる人を見るのがとても悲しい。みんな悲しいのだと思うと私も悲しい。誰かが悲しむというのは誰かの心におばちゃんが住んでいるからだね、だからみんな悲しいのよ。
おばちゃんに挨拶して帰るとき、従兄弟もおじさんもみんな帰るから、おばちゃんが一人になるのが可愛そうになってしまった。一人で寝るなんて嫌よね。
明日は骨を拾いにいくね、不思議ね。
以上。