たぶんなりたい

主に読んだ本について考えた事と散歩の話。あとは自炊、自炊をします。

試験が終わり

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誰がこんな事をしたのか思いついたのか、高速道路の管理用地下道入り口の案内灯の下に水道工事のマグネットが。

 

試験が終わりました。だいぶ緊張がほぐれたのですが、私は試験時は食事を抜く癖がありまして等々夜までなにも食べずに来てしまいました。

家族が夕飯は外へ行こうと行ってくれたので蕎麦屋へ。エビ天のそばを食べました。今日初だったのでとても美味しく食べられました。野菜の天ぷらを食べたかったので誤算でしたが、それでも本当に真実美味しく良かったです。

流石に帰り道どこかで食事するつもりが試験会場から駅までにいいお店が見つけられなかったのと乗換駅の売店が日曜で閉まっていたのが痛手でした。でもそのお陰で蕎麦が美味しかったのだから良いことにしましょう。

突然なのですが私は自分の容姿に対して激しいコンプレックスがあり、「美しさ」を軸にして物語が進む物を読むのが難しいんですね。(何か身近な例であげればかぐや姫とか、)最近坂口安吾さんの「桜の森の満開の下」を読んだのですがこの方ももしかしたら美みたいなことに関して激しく感情をもっていたのではないかなぁと思いました。「美」に滅茶苦茶になっている人がこの世のほとんどなのだと思うのですが、それについて実感のある人と言うと限られてくるのかな、と思うことがあります。私が蕎麦屋にいるときも試験会場の控え室にいるときも常々頭の隅にあると感じているその「美」へのコンプレックスを多くの人は持っているはずなのに、手元に持って眺めている人は少ない、そんな気がしていたので坂口さんは手元に持っていた人なのかな、と考えたりしました。

坂口安吾さんは以前「浅草:戦後編」(堀切直人.2005)に役者びいきの文士さんとして紹介されていてどんな人かと興味が出たので本を手に取ったのですが、ほかの本も読みたいしできたらエッセイをもっと読みたいなと思います。

最近は「美」に対する恐怖心みたいなモノを持っている人がそれを発信しやすい環境になってきて(YouTuberの轟ちゃんさんって方のお話はこの気持ちをすごくすごく分かりやすく言語化されていると思います)発信されたものを見て「自分もそうであるかもしれない」と気づく方も多いと思います。そういう気持ちとのうまい付き合い方もきっとこれからどんどん見つかっていくのではないかと期待しつつ、過去にもそういう気持ちと向き合っていた人がいるのかもしれないと安堵する日でした。

以上。