たぶんなりたい

主に読んだ本について考えた事と散歩の話。あとは自炊、自炊をします。

日光は避暑地であるとのこと

今週のお題「紅葉」

紅葉と言えば私の中では日光なんです。

日光は秋がハイシーズンだし、いろは坂の紅葉だとか中禅寺湖の紅葉だとかそういうのが色々あって、大好きな東武鉄道の広告も「この景色が尊い」みたいな広告だしてるし、ついでに言えば東武鉄道は最高なので日光鬼怒川方面の紅葉の様子を微妙な画質の写真とサイズ感でズラッと並べた小学校の自由研究の発表のような掲示物を作って貼ってくれているのでやっぱり日光は秋の町だというふうに思っています。

今年は四月に日光に行ったきり、結局東武鉄道の誘いにも乗れず紅葉麗しい日光へ行くことは叶いませんでした。(ちなみに東武日光線は今年で開業90周年です愛しさ)だけど、大学の図書館で日光関連の本を読むことがこの秋できたのでそれについて書いていこうかなと思います。

避暑地たる日光の歴史に触れるという内容の本で「日光避暑地物語」福田和美さんの本です。グラバー氏という英国人の方の歴史を中心として福田さんが集めた資料から見たのであろう文があり良かったです。徳田秋声さんの「あらくれ」で東北本線と思しき描写が沢山あるじゃないですか、あのあたりでしきりに日光に行く外国人の話?みたいな部分があって、このグラバーさんらの周辺の人が当時の周りの人らに(お島さんがみてるような)こうやってみられていてちゃんと日光がクローズアップされていていいなと思いました。

避暑地としての日光の話というか、私は日光線の開業のあたりの話がとても良くて、将軍を乗せた高貴なる路線みたいな書き方をJR日光線て良くされているイメージなのですが、その将軍さんについての話がゴッソリ強そうな人のエピソードでちょっと笑ったのでした。この文読んだら「高貴」っていうイメージとは違う気がするし。開業セレモニーで爆雨が降った話も良かった。

エピソードを期待した東武日光線の話は載っていませんでしたが面白く読みました。夏のイメージが自分の中で少しついた気がします。でもやっぱり日光は秋の町だけども。

以上。